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古民家再生の理想と現実

代表 工藤武範のヒストリー(history)
https://www.facebook.com/kudo.takenori
https://www.instagram.com/takenori.13/

住和設計市一級建築士事務所とは(VISION)

「古民家の魅力」
古民家は古材の木材が多く使われ
軒の出が長く、夏の日差しを遮り、
冬には太陽の高度が下がる為に部屋の奥へと
光を導きます。このような先人達の知恵が、
歴史を積み重ねてデザインの一部となり、
日本人の原風景を凝縮した建物である事が
多くの人の気持ちを魅了するのだと思います。

 

「古民家を所有したらまず行う事」
耐震性と建物の劣化度の判定を専門家に
診断依頼をしてください。料金は掛かりますが
古民家の特徴は
①外壁は窓が多い為に耐震性は期待できません。
②屋根の形状も複雑で瓦屋根や茅葺屋根が多く見られます。
③壁は土壁に漆喰塗りと言った仕上げが一般的です。
その仕上げの為に雨漏りや白蟻被害が見られます。

*専門家の条件
①一級建築士
②既存住宅状況調査技術者
③耐震診断士
④木構造に詳しい事

 

「古民家再生にはどんな1級建築士事務所に依頼すればいいの?」
①古民家の価値を理解できる事
②古民家が好きな事
③古民家の再生経験がある事
古民家の再生は一般的なリフォームとは違います。
違いは、当時に使用されていた材料をよく理解し
建物の組み上げ方や再生する際に新たらしく使用
する材料を当然使う事になりますから、その古材
と新素材との相性を熟知していなければ、
結果的に古材だけが再生後に劣化速度が速まり
不具合を起こします。当事務所では築130年程度
、築70年~50年前後の古民家の診断と改修を行っています。

古民家再生玄関ポーチ

古民家再生ファサード

「古民家再生では耐震性、高気密性、高断熱性は可能ですか?」

①耐震性は耐震診断をして評点1以上
(一応倒壊しない)できれば評点1.5以上
(より倒壊しにくい)を推奨しています。
②高気密ではc値は1以下を推奨しています。
③高断熱は断熱等性能等級4(仕様基準)
を推奨しています。
ここでお客様と建設費の目安を考えて
いきたいと思います。
それは新築と同等かそれ以上にコストが
かかるという事です。。
お客様には疑問が湧き上がる事でしょう。
(建物があるのに、、っと)
ですのでこの機会の少ない中で
(古民家は年々減少しています。)
古民家再生工事のコストデータを蓄積して
みました。古民家と一言で言っても
築100年超えたものもあれば
築浅の50年前後に建築されたものも
あります。

古民家再生

古民家再生後

一例ですが
古民家で使用できる部材は、柱と梁だけです。
基礎は無筋であったり石場建て(束石)などで
補強が必要な場合が多く見受けられます。
土台は浴室、トイレ、玄関周りは白蟻被害が
多くみられます。となると快適な暮らしを
求めながら、先人たちの知恵と歴史が魅力な
古民家と共存をするにはまず、構造補強工事
での基礎工事や筋交い等工事など、また
間取りを変更をする場合は設備機器の工事など
高気密、高断熱を希望すれば断熱工事
が追加されます。ほとんどが近代的な現在の
仕様に準じた工事が必要になります。
勿論、行政や国から古民家再生等についても
補助金などがあります。
期間限定ですが昭和56以前に建築された
建物であれば耐震補強の補助金があります。
また父母、祖父母、曽祖父母、
高祖父母(直系尊属)などから住宅取得等資金
の贈与を受けた場合の非課税枠もあります。

古民家には夢と理想が詰まっていますが
近年の異常気象を考えたり、世界が一丸と
なって取り組むSDGs
(持続可能な世界環境のあり方)を
知っていくと建物もこのままのコストだけを
追いかけるだけでは近いうちに私たちの生活に
影響を与える事だと考えています。

古民家再生大梁

もしこの記事が「いいな]や「もっと詳しく知りたい方」は
ぜひ気軽にお問い合わせくださいね。

 

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